伊達市は平成18年に伊達町、梁川町、保原町、霊山町、月舘町が合併して伊達市となりました。
合併前の月舘町とは、平成元年から白井の子どもたちとの交流「あそばね会」で毎年20人くらいの子供たちが、交互にお互いの市に行き来し交流を重ねてきました。
このような交流などもあり、伊達市の仁志田市長さんから災害時にはお互いに助け合いをしましょうとのお誘いが有り、白井市としても望むところでしたので協定の締結となったところです。
一昨年の東日本大震災では、大津波により多くの方々が犠牲となり、また、東京電力福島第一原子力発電所の事故により、数十万人の方が放射線からの避難を余儀なくされ、白井市でも浪江町や双葉町などの避難者を受け入れました。
被災地の陸前高田市には短期間ではありますが、白井市の職員2人を応援派遣し事務のお手伝いをさせていただきました。
国からは、首都直下型地震が30年以内に70パーセントの確率で起きるとの発表もあり、大規模な災害が起きた場合には、比較的被害が及ばない遠隔地との相互応援が必要となります。
このような状況の中、伊達市との協定にいったたものです。
伊達市は人口約66,000人、面積は265K㎡(白井の約8倍)です。市役所本庁舎は旧保原町役場に置き、合併前の各町の役場は支所として活用しています。
仁志田市長さんとの意見交換の中で、伊達市は放射線による「特定避難勧奨地点」に設定され、昨年12月に解除されましたが、現在も800人の市民が避難先から戻っていないので早く戻れるようにしたい。そのためにも汚染土などの除染を年間200数十億円かけて実施している。
特産物に桃が有るが、農業従事者の高齢化が進み農業の担い手が少なくなっている。
など、白井市と類似しているところも多くありました。
お互いに、災害による協定の実行がないように祈念しながら、この協定締結を良い機会とし、相互の情報交換や連携をしながら行政効果が上がるような関係を構築していきたいとの意見で一致しました。
締結式の会場の様子です。気持ちが引き締まります。 |
協定書に署名をしているところです。 大規模災害に備え、遠隔地との相互応援はとても重要です。 |
署名を終え、伊達市の仁志田市長と力強く握手をしました。 これを機会に、白井、伊達両市民のために連携を深め、 両市にとってより良い関係を築いていきたいと思います。 |
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