第６７回利根川水系連合・総合水防演習

１９日（土）に印旛郡栄町出津地先の利根川河川敷で「第６７回利根川水系連合・総合水防演習」が行われました。
この水防演習は、昭和２２年のカスリーン台風による未曾有の被害を教訓として昭和２７年から始められ、国土交通省及び関東１都６県(千葉県・栃木県・群馬県・茨城県・埼玉県・東京都・神奈川県)並びに開催地の市町村（今回は栄町）の主催により、毎年利根川水系の河川で開催されているもので、今年は栄町での開催となりました。
今回の演習は、第１部の水防訓練では地域特性を活かした伝統工法を織り交ぜた実践的な演習をはじめ、流域住民の主体的な避難につながる緊急速報メールを活用した洪水情報の大規模配信訓練等を実施しました。
第２部の救出・救護訓練では警察、消防、自衛隊、日本赤十字社などの関係機関が連携した訓練が行われました。
また、これらの演習と併せて、建設機械の操作体験コーナー、水防新工法の展示、さらには地元物産展なども行われ、多くの方が来場されました。
白井市からも水防団（消防団）の第一分団及び第二分団が訓練に参加し、物産展にはやおぱあくさんが出展されました。
参加された皆さま、大変お疲れさまでした。
当日は雨が心配されましたが、演習開始までには雨も上がり、どの演習も迅速で大変すばらしい訓練となりました。
これからも近隣市町、関係機関との連携を強化し流域の安全のために努力していきたいと思います。

開会式の様子です。
森田千葉県知事がご挨拶されているところです。

訓練の様子です。
土のうを作っているところです。

こちらも訓練の様子です。
表むしろ張り工、五徳縫い工などの様子が見えます。

第２部の救出訓練の様子です。
水没した家屋に見立てた小屋の屋根に取り残された方を
救出する訓練です。

自衛隊のヘリによる救出訓練の様子です。
水没したビルの屋上に人が取り残された設定での救出です。

救出された方々を救護する訓練の様子です。

各種水防工法の展示の様子です。
訓練で披露された様々な工法を直に見ることができます。

開催地の栄町や周辺市町村の特産品などを紹介・販売する物産コーナーに
白井市からやおぱあくさんに出店していただきました。