講師は陸上自衛隊習志野空挺団の第1空挺団第1普通科大隊長の古越万紀人2等陸佐で、福島県浪江町、飯館村、南相馬市などでの101日間の人命救助活動をパワーポイントを使用し講演されました。
空挺団は、日本が外国から侵略されたときに国民の安全と国土を守るため、空からパラシュートやヘリコプターで侵略地域に素早く展開する任務をもっている隊で、全国の陸上自衛官から精鋭、最強の隊員を集め高度な訓練をしている特殊部隊です。
この空挺団から精鋭約100名が福島に人命救助に向かい、この活動はテレビ、新聞等で報道され私も、国民も感謝と尊敬をしたことは言うまでもありません。
・人命救助を行うには、がれきの下に被災者がいる可能性が高いので、まず、がれきを片付けないとならずその作業が大変だったこと。
・場所によっては重機や機材が使えないので、人力でがれきをひとつひとつ片付けなければならな
かったこと。
・大震災発生から1月近く過ぎた頃には、被災者の生存はほとんど見込めないが、一刻も早くご遺
体を見つけて家族のもとに返してあげたい。
・隊員は風呂や食事、休むところの環境も満足できる状況ではなかったが、被災者のために何と
かしてあげたいという使命感と強い意志で、大隊長の指揮のもと一糸乱れず行動できたこと。
・皆さんからありがとうと言われたことが何よりの励みになったこと
など、予定の1時間を30分近く越えての感動する講演でした。
東北での災害支援活動は自衛隊はもとより、消防関係、警察関係、自治体、医療関係、民間企業等全国からそして、アメリカの「トモダチ作戦」をはじめ諸外国から多くの人が支援活動を行いました。
白井市においても、福島県からの避難者を受け入れたり、市民から募った物資を送ったり、職員を短期間ではありますが2人派遣するなどの協力を行いました。
あらためて、被災者の皆様にお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈りいたします。
そして、救助活動、支援活動を行ったすべての方々に感謝と敬意を表します。
講演される古越大隊長と会場の様子です。 |
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